手塚治虫『火の鳥 未来編』(角川文庫)
現在も、彰の名前を世の中に知らしめているフリーランス時代の代表的な仕事として、86年から87年の手塚治虫『火の鳥』(角川書店)シリーズのブックカバーと1987年の創刊から2005年の第81号まで表紙を担当した『歴史群像』シリーズ(学研)がある。
彰が『火の鳥』のブックカバーを手がけることになったのは、手塚自らの指名だった。手塚は彰の存在を知らなかったものの、複数の候補の中から作品のイメージと合うものとして選んだという。こうして彰による広大なスケールを感じさせるシリアスな一連の『火の鳥』のブックカバーが誕生した。